このままではマラソンのメダルは到底ムリ…来年の世界陸上東京大会は「史上最難関コース」に変えるべし
今からでも遅くない。
13日のシカゴマラソンで女子のルース・チェプンゲティッチ(ケニア)が2時間9分56秒の世界新記録を樹立。女子もついに「サブ10」の時代に入った。
このレースは男性のペースメーカーが先導したとはいえ、中間点を1時間4分16秒で通過。ラストの2.195キロも6分45秒で走り、2時間11分53秒の世界記録を大きく更新した。
記録を破られたのは、パリ五輪銀メダルのティギスト・アセファ(エチオピア)。2時間11分53秒は昨年のベルリンマラソンでマークしたもの。男子はケニアのケルビン・キプタムが昨年のシカゴで2時間00分35秒の世界記録を樹立したが、女子マラソンも高速化が加速している。
注目された今年のパリ五輪のマラソンは、日本の男女ともメダルなし。赤崎暁、鈴木優花がともに6位入賞に終わった。
「世界の現状を考えれば入賞は立派」(元実業団関係者)という声もあるが、マラソン大好きな日本の国民からすれば物足りないというのが正直なところだろう。