パリ五輪ラスト1枠懸けたファイナルチャレンジのバカらしさ…MGC3位選手を蹴落とすかの歪んだ構造
「オリンピックに行きたかった……」
パリ五輪男子代表の最後の切符を懸けた昨3日の東京マラソン。設定記録の2時間5分50秒突破を狙った西山雄介(29)は日本人トップの9位で時計は2時間6分31秒。目標に41秒届かず号泣した。
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パリ五輪代表は昨年10月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で男女各2人が内定。残る1枠はファイナルチャレンジで決まり、男子は福岡国際、大阪、東京の3レースが対象だった。結局、設定記録を突破する選手は現れず、MGC3位の大迫傑が代表に決まった。
女子は大阪国際で前田穂南が設定記録(2時間21分41秒)をクリアしただけでなく、野口みずきの日本記録(2時間19分12秒)をも更新する2時間18分59秒の2位で残り1枠をほぼ手中に。最終決定は10日の名古屋の結果待ちだが、すでにMGC3位の細田あいの代表入りは消えた。