「多汗」で手術を受けようと思ったら…絶対にやるべき「2つのこと」

公開日: 更新日:

「多汗」が気になり、治療を受けようと思っている人は、その前に頭に入れておきたいことがある。

 汗の悩みを専門に診る「山本英博クリニック」(東京・渋谷)の山本英博院長のもとには、「他院で多汗症の手術を受けた。その後、汗が止まらなくなった」と、再治療を求めてくる患者が少なからずいるという。

「そういった患者さんの共通項として、『交感神経節切除術』を行うと医師から説明されていながら、その実は、交感神経節が切除されていない」(山本院長=以下同)

 体内で発汗指令を出しているのが交感神経節だ。ここを切除することによって、手のひらやワキの発汗を抑制する。多汗症の手術として1996年4月から保険適用になっている。

「交感神経節は発汗だけでなく、他の機能も担っています。また、汗をかく部位によって関係する交感神経節も異なります。そのため交感神経節切除術には正確かつ繊細な手技が求められ、また手術時間も長い。だからなのか、交感神経節を切除せず、交感神経節の間にある“幹”の遮断しか行っていない医師がいるのです。この方法なら時間も短くてすみます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  2. 2

    協会肝いりゲームアプリ頓挫の“張本人”は小林浩美会長…計画性ゼロの見切り発車で現場大混乱

  3. 3

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  4. 4

    SixTONES新冠番組を潰しにかかるTBS日曜劇場の本気度 道枝駿佑、松本潤、目黒蓮が強力な"裏被り”連発

  5. 5

    長渕剛「理不尽と戦ってほしい」鹿児島の母校卒業生にエールも…元女優から新たな告発

  1. 6

    侍J井端監督が正捕手に据えたい大本命は…3月強化試合への招集は「打倒甲斐」のメッセージ

  2. 7

    「胎動」と「混迷」が交錯するシンドイ2年間

  3. 8

    吉幾三(5)「お前のせいで俺と新沼謙治の仕事が減った」

  4. 9

    長山藍子のおかげでわかった両眼のがんを極秘手術

  5. 10

    ニセコで横行する「海賊スキースクール」…中国系インストラクターやりたい放題で認定校とはイタチごっこ