「頭皮」や「毛髪」への悪影響を製品ごとに知る
【Q】「白髪染め」「白髪ぼかし」それぞれの副作用(頭皮や毛髪への影響)について教えてください。
【A】製品ごとの違いで説明すると、ヘアカラーで白髪染めの場合、過酸化水素やアルカリを配合するために、頭皮刺激が起こることがあります(注:過酸化水素水はカラーやブリーチなどで使われる酸化剤、漂白剤のこと。濃度は1~6%。一般的にはオキシドールとも言われ、薬局で殺菌剤として使われるものは濃度3%)。
ヘアカラーで白髪ぼかしの場合は、過酸化水素やアルカリ濃度が低いために頭皮刺激が抑えられます。また、両方とも過酸化水素を使用しているために毛髪へのダメージが起きやすい製品でもあります。
白髪染め、白髪ぼかしに加えて植物で染めるヘナはパッチテストが義務付けられています。これらの製品はごく稀にアレルギー性接触皮膚炎(かぶれ)を起こすことがあります。事前にパッチテストをする人はわずかですが、重篤になると医療機関を受診するケースも稀にあるので、パッチテスト(48時間)をすることをおすすめします。