著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【青汁】血糖値、便秘、高血圧を改善… 夕食30分前に飲むと睡眠の質向上も

公開日: 更新日:

 青汁の人気が急上昇している背景には、健康や美容への期待があります。青汁は緑黄色野菜を絞ったもので、液体、粉末、サプリメントなどさまざまな形態があります。

 1943年、医学博士の遠藤仁郎が戦中の食糧難で飢えをしのぐために、それまで捨てられていた葉を食べたところ、体の調子が良くなったことをきっかけに日本で初めて青汁を作られたそうです。ちなみに、名前の由来は遠藤博士の奥様。「青汁(あおしる)」と呼び始め、いつしかそれが世間に広まっていったそうです。

 その後、さまざまな改良が行われ、1949年にケールが良質な素材として選ばれ、商品化されたことから青汁が普及していきました。当初は「青汁=不味い!」というイメージがありましたが、近年の青汁は以前のような強い苦味がなく、美味しさが格段に向上しています。

 ケール以外にもさまざまな素材が使われていて、大麦若葉、明日葉が挙げられます。ケールはビタミンやミネラルを含んでいますし、大麦若葉は食物繊維や鉄分も豊富なため貧血予防が期待できます。明日葉も食物繊維、抗酸化作用の強いβカロテンとカルコンに加え、ビタミンB12も多く含まれています。これらは美肌効果や便秘改善、高血圧予防などさまざまな効果が期待されます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    「相棒」芹沢刑事役の山中崇史さんが振り返る俳優人生…地下鉄サリン事件「忘れられない」

  3. 3

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    西武・鳥越裕介ヘッドコーチ「厳しく指導?僕は基本、怒らないんですよ。ただ…」

  1. 6

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  2. 7

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 8

    兵庫県・斎藤知事パラハラ認定にも無敵の“居座り” 「公務多忙」理由に第三者委報告書にコメントしない厚顔

  4. 9

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  5. 10

    復権狙う自民旧安倍派にトドメ!「10万円商品券」配布問題でチルドレンが石破首相に“助け船”の爆弾証言