ロッテ佐々木朗希 日本では「虚弱体質」の烙印も…米球団むしろプラス評価でゾッコンの理由
一軍に上がったと思ったら、1試合に投げただけで再び登録抹消――。
佐々木朗希(22=ロッテ)の虚弱体質はプロ5年目を迎えても何も変わっていない。以前からドジャースとデキているといわれるだけに、さすがに他のメジャー球団は愛想が尽きたかと思ったら、さにあらず。むしろ評価はうなぎ上り。今オフ、ポスティングでメジャー挑戦するようなら、「全30球団が獲得に名乗りを上げるかもしれません」とア・リーグのスカウトがこう続ける。
「今季は球速を抑えて体調を維持、年間を通じてローテを守るつもりだったようですが、5月10日の日本ハム戦で六回途中、8安打5失点と打ち込まれてやり返す気になったのでしょう。同17日の日本ハム戦と同24日のソフトバンク戦で出力を上げた。そうやって160キロ超の速球をガンガン投げ込んだ反動が出たのですよ。2度の離脱に関してはむしろ、自己管理能力に長けている、ケガを未然に防ぐ意識が強いと受け止めています。
まだ22歳。当分の間、登板間隔をあける必要はありますが、体が出来上がるであろう26、27歳になれば変わるとみています。なによりもドジャースの大谷(29)や山本(25)以上のポテンシャルをもった投手が、25歳ルールのおかげでマイナー契約で獲得できるのは大きい。もし、25歳になっていれば、山本の12年約465億円を超すカネが必要でしょうからね」