「恐竜は滅んでいない」小林快次氏

公開日: 更新日:

 鳥類の象徴である羽毛のある翼を、繁殖行動に利用していた恐竜もいたようだ。

「オルニトミムスというカナダとアメリカで発見された恐竜は、羽毛は子供と大人の両方にありながら、翼は性成熟を迎えた大人にしかありません。このことから、求愛するときに羽を広げるなど、現在のクジャクなどと同じく、ディスプレーに使っていたと推測されます」

 現在、恐竜を含め約70%の生物が絶滅した生命史上の大事件を超える、大量絶滅期に入っていると著者は言う。

「人類も例外ではありません。いえ、かつての恐竜のように大陸を支配している人類が最も危機的な状態だといえます。人類は生態系の上位にあり、下位にいるさまざまな生物に依存していますが、今やアフリカのライオンは40万頭から3万頭に、哺乳類の25%、両生類はそれ以上が絶滅に向かっている。いつか未来の高等生物によって、『人類は滅んでいない』という本が書かれる日が来るかもしれませんね(笑い)」

 その他、恐竜の進化の過程や、ティラノサウルスでも痛風になったことなど、恐竜研究の入門書としておすすめの一冊だ。(角川書店 900円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    大谷の今季投手復帰に暗雲か…ドジャース指揮官が本音ポロリ「我々は彼がDHしかできなくてもいい球団」

  3. 3

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  4. 4

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  5. 5

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  1. 6

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場

  2. 7

    フジテレビ「中居正広氏に巨額賠償請求」あるか? 「守秘義務解除拒否」でウソ露呈

  3. 8

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 9

    Kōki,『女神降臨』大苦戦も“演技”は好評! 静香ママの戦略ミスは「女優でデビューさせなかった」こと

  5. 10

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ