「失われた図書館」A・M・ディーン著、池田真紀子訳

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 アメリカ・ミネソタ州の大学で、朝の講義を終えた新米教授のエミリーは、敬愛する史学科の教授アルノが学内で何者かに殺されたと教えられる。エミリーが研究室に戻ると、アルノからの手紙が届いていた。死を察知していたアルノは、やり残した仕事をエミリーに引き継いでほしいと記していた。その仕事とは、古代アレクサンドリア図書館を探すことだった。手紙によると、紀元前3世紀の初めに創設され、数世紀後に突然消えたこの図書館が「現存」しているという。それに付随する「ソサエティー」も存続しているらしい。エミリーは死んだアルノに導かれ、イギリスに向かう。

 古代史最大の謎のひとつといわれるアレクサンドリア図書館をテーマにした壮大なミステリー。

(集英社 1100円+税)

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