「老人の取扱説明書」平松類著
「年寄りは頑固で困る」「昔は優しかったのにわがままで意地悪になった」――。老人に接することの多い人はこんなぼやきをする。そんなとき、「認知症」や「個性」という言葉が頭をよぎるが老人に数多く接してきたベテランの医師である著者によると、「それは老化によるもの」だという。老人に共通する「大声を出す」「都合の悪いときは聞こえないふりをする」「同じ話をする」などの態度の裏にはどんな老化が隠れていて、どう対処すれば良いのか。本書は老人に見られる16の態度についての考え方、対処法を紹介している。家族はもちろん、老人と接する機会の多い、営業職や接客業の人にオススメの一冊だ。
(SBクリエイティブ 800円+税)