「失われた日本史 迷宮入りした53の謎」歴史の謎研究会編
時代の転換点となった歴史上の大事件を取り上げ、そこに潜む謎に迫る歴史読み物。
戦国最大のミステリーである「本能寺の変」では、これまでさまざまに言われてきた怨恨説・黒幕説を検証し、明智光秀謀反の動機を考える。また「赤穂事件」では、事件の顛末が語りつくされてもなお疑問が残る浅野内匠頭が吉良上野介に刃傷に及んだ理由や、赤穂浪士による討ち入り事件への幕府の関与などにも言及。その他、「応仁の乱」が11年も続いた理由、坂本龍馬を暗殺した刺客の正体、聖徳太子が天皇に即位しなかった背景、間宮林蔵が密告者とされるシーボルト事件など、古代から明治維新まで、教科書では教えてくれない歴史の謎53を推理。
(青春出版社 880円+税)