「スタジオジブリ物語」鈴木敏夫編
「スタジオジブリ物語」鈴木敏夫編
数々の名作アニメ映画を生み出してきたスタジオジブリの歴史をたどるノンフィクション。
始まりは「風の谷のナウシカ」だった。映画会社から「原作がない作品は映画化できない」と言われ、宮崎駿監督が「じゃあ、原作を描いちゃいましょう」と1982年2月からアニメ雑誌「アニメージュ」でマンガ連載がスタート。そして1984年に映画公開。
「ナウシカ」は既存のスタジオを利用して製作されたが、次作「天空の城ラピュタ」の企画が持ち上がった際に、「アニメージュ」の副編集長だった鈴木敏夫氏が発行元の社長に制作スタジオを作ることを提案。これがスタジオジブリのはじまりとなった。
以降、最新作の「君たちはどう生きるか」まで、27作の製作の舞台裏を明かしながら、その歩みをたどるファン必携本。
(集英社 1760円)