(28)喉の乾きが酷いんですよ
「もしかして、あの家、事故物件とかだったりして?」
睦代が、傍らのスマートフォンに指を滑らせた。
「うーん、事故物件サイトには、特にマーキングはされていませんね」
「実は──」
朝美は言いかけて、言葉を呑み込んだ。
あの家には、かつて、殺人鬼が…
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