あまコンビW主演で話題 「隠蔽捜査」は“警察版・半沢直樹”
主演の古田新太(48)いわく「ま、半沢(直樹)の警察版ですね」。月曜ミステリーシアター「隠蔽捜査」(TBS系)の初回放送当日(13日)、ゲスト出演した「はなまるカフェ」でこうPR。昨年の視聴率ナンバーワンドラマを引き合いに出し、番組MCの岡江サンとヤックンの心をグッとつかんだのは間違いない。「半沢直樹を見てた人が半分見てくれたら、20%いくんで」と鼻息も荒かった。
刑事ドラマといえば「現場」が主役だが、本作は「キャリア官僚」を描く異色のストーリー。バカ正直に規律と秩序を守る東大卒のキャリア(杉本哲太=48)と、本音と建前を使い分ける私大卒のキャリア(古田)という凸凹コンビを軸に、警察内の権力闘争、人間関係、そして家庭の問題をミステリー仕立てで描く。あれやこれやと盛りだくさんだ。
そもそも刑事ドラマは幕の内弁当のようなもので、シチュエーションの縛りだけ守れば、どうにも調理できる。そんな手軽さもあってか、1月期は刑事モノが6本も乱立。食傷気味になってしまうが、その中でも同作を「オーソドックスな中高年向きの刑事ドラマ」と評するのは、コラムニストの桧山珠美氏だ。その大きな要因は2つ――。