「明日のことは考えない」 お笑い芸人品川祐が語る酒の流儀
■「吐いた後の気持ちよさってすごい」
といっても、その後も相変わらずすごく飲んでます。梅酒とか甘い酒を飲むようになった時期は、お店でおかわりして酒が来るのを待つのがイヤだから、まず5杯まとめて注文してた。でも糖分が高いので、カロリーの低い芋焼酎に替えました。芋焼酎の水割りはもっとも長くて10年以上飲んでたかなぁ。
この前、大阪泊まりで10時から仕事なのに、朝の6時まで飲んでました。現場行って胃薬飲んでも気持ち悪さが全然収まらなくて。ちょっとしか寝てないから二日酔いじゃなくて、まだ“酔い”の状態なんです。本番5分前にピンマイクつけてもらった瞬間に我慢できなくなり、「ちょっとすみません!」とマイク外してトイレに駆け込み、ブワーッと一気に吐いた! しかもとめどもなく、ポンプみたいに。あれは何年かぶりでハンパない気持ち悪さでした。で、うがいしてすぐ本番。吐いたから本番は調子よかったんですよ。吐いてなかったら、どうなってたか……。
でも「吐く」っていう快感はすごいですね。吐きたいなと思っても、吐くほどの気持ち悪さってそんなにないから、あの日は「吐いた後の気持ちよさってやっぱりすごいな」とあらためて思いましたね。