やしきたかじん「酒とバラの人生」 北新地豪遊伝説の真相
「人生3回分は遊んだ」
3日に亡くなっていたことがわかった、やしきたかじん(享年64)は常々、こう豪語していた。
76年にシンガー・ソングライターとして本格デビューして以降、歯に衣着せぬ物言いで「浪速の視聴率男」の名をほしいままにした、たかじん。プライベートでは3度の結婚。大阪の北新地や京都の祇園といったネオン街では、数々の豪快エピソードで勇名をとどろかせた。
「闘病前は1軒30分くらいで7、8軒のハシゴ酒もザラ。とにかく高級クラブでワインをガンガン飲み、店で倒れて朝まで眠っていたこともしばしばでした。アニキ肌ですが、寂しがり屋でいつも誰かと飲んでいました。女性にはマメで優しいから、めちゃくちゃにモテた。ちなみに、実兄はミナミでスナックを経営していましたが、あまり訪れていませんでした。テレビで見せる毒舌とは裏腹に、実像は繊細な人物で、東京で仕事がなくなった熊切あさ美を自分の番組に呼んだり、北野誠が舌禍騒動で活動自粛していた時は、裏でテレビ局に復帰を働きかけたりするなど、面倒見の良さは抜群でした」(事情通)