小保方さんを輩出 「早大理工研究室」に“コピペ常態化”疑惑
■大学側も調査を開始
小保方さんは理研が設置した調査委員会に「(コピペは)いけないという認識がなかった」と証言したそうだが、出身研究室でコピペが蔓延(まんえん)していたのなら、「さもありなん」という話だ。
疑惑が指摘されている「博士」たちは現在、東京海洋大や徳島大の助教、国立保健医療科学院の主任研究官などの要職に就いている。仮にコピペが事実となれば博士論文は即撤回、最悪の場合、失業の可能性すら出てくる。
指摘は本当なのか。常田研究室に聞くと、「答えられない」と回答を避けた。早大広報課は「(疑義が)指摘されていることは承知しており、今後、事実確認を含めた対応を検討する」と答えた。
東大医科学研究所の上昌広特任教授は「小保方さんは(論文盗用の)常習犯だった可能性が高い。彼女はどこでそれを覚えたのか」と疑問を呈す。
小保方疑惑は日本科学会を揺るがす「パンドラの箱」を開けてしまったのではないか。