「小さなスナック」今井久 陽水や徳永のバックで活躍中
作曲家としてCMソングを100曲ほど手がけてもいるとか。
「いつの間にか月日が経っちゃった、って感じですねえ。他のメンバー?『小さなスナック』を歌ったときのギターは飲食業に就職。ベースはミュージシャンを続けていたけど引退し、ドラムスはちょっと前に亡くなったって聞きました。ボクたちは当時、アレンジの仕方とか、ハーモニーのつけ方とかでよくモメてた。正直、あんまり仲の良いバンドじゃなくて、もうずっと接触はないんです」
さて、子供の頃から音楽に親しんでいた今井さんは、GSが大流行した昭和40年代前半、芸能事務所にスカウトされ、パープル・シャドウズを結成。43年、「小さなスナック」でデビューした。
「月に基本給2、3万円プラス歩合の契約だったので、売れたおかげで基本給の何倍かはもらいました。でも、ブルコメ(ジャッキー吉川とブルー・コメッツ)やザ・タイガースのメンバーが月100万円くらいもらってたのに比べれば、かわいいもんでしょう。おカネは楽器やアンプに使って、30万円で買ったスチールギターは今も使ってますよ」
家族と暮らすが、「プライベートはあんまり公にできない」とのことだった。