クレイジーケンバンド横山剣が語った“ビンテージカー愛”
スーツに浅めのハンチングを合わせ、トレードマークのサングラス……。ちょい悪オヤジ風のいでたちがバッチリ決まっている。ご存じ、横山剣さん(54)は、個性あふれるバンドメンバー10人を率い、今月3日に最新アルバム「Spark Plug」をリリースしたばかり。と同時に、5日のよこすか芸術劇場を皮切りに秋のツアーが始まった。趣味はビンテージカーで……。
「どうです? カッコいいでしょう。これは去年、ビンテージカー、いわゆるクラシックカーが公道を走るラリーイベントに出た時の一枚。ゼッケン55番、1956年製のオースチン・ヒーレーのハンドルを握っているのが自分です。レースは『ラ フェスタ ミッレミリア』といって、原宿から軽井沢など4日間かけてぐるりと約1200キロを走る。毎年、100台近くエントリーしてきますが、まさに筋金入りの“車好き”オジサンたちがピッカピカに磨き上げた愛車を駆ってやってきます。それを見るだけでも胸がワクワクします。
■堺正章さんに誘われ
自分をこのレースに誘ってくれた堺正章さんは、マセラティA6。40年代の名車です。シビレますね~。珍しいところではやはり40年代のOSCA(オスカ)。マセラティのルーツになる車です。さらには、20年代製のブガッティ。僕のは56年製だから新しい方。2660㏄あるんで、パワーもあって快適です。レース中は純粋に車のことだけを考えられて幸せです。ハハハ」