クレイジーケンバンド横山剣が語った“ビンテージカー愛”
レースには11年から参加。11年は途中リタイア。12年はゴールを目前にしてエンコ。昨年、初めて完走した。
「いや、簡単な道のりではありませんでした。途中、水温計を見ると220を指していて、エンジン音がおかしい。安全な場所に止めてチェックすると、パーコレーションしてあぶくだらけ。ハハハ。エンジンに水をかけて冷やしたり、プラグを外して磨いて戻したり、冷や汗もんでした。坂を上れずオーバーヒートする車は珍しくないですし、なんとかダマしダマし、皆自力で修理しながらゴールを目指す。コレがいい。今年は来月。ちゃあんと、エントリーはしてありますよ」
愛車ヒーレーは、3年前に試乗した瞬間、「グッとくるものがありまして」購入。700万円だった。
横浜生まれ。車好きになるキッカケは子どものころ見たF1映画「『グラン・プリ』にグッと来た」から。さらに拍車が掛かったのも映画の影響が大きいと振り返る。
「『男と女』のムスタング、『卒業』では赤いアルファロメオ・スパイダーが印象的。『ブリット』もスティーブ・マックイーンがムスタングで走った。それに『栄光のル・マン』のポルシェ917K……、『007は二度死ぬ』のボンドカー、トヨタ2000GTもシビレました。映画を見るたび“出演車”に感化されましたね。