細胞が活性化して若返り? 都並敏史がハマるカーレース
軽妙洒脱な語り口でサッカーの神髄を分かりやすく解説――。テレビのサッカー番組でお馴染みの都並敏史氏(53)は、元日本代表の攻撃的左サイドバックとして一時代を築き、現役引退後はJリーグの監督を歴任した。永遠のサッカー小僧・都並氏の趣味はサーキットで…。
「ステアリングを握ってコーナーをクリアするたびに、アクセルを踏んでストレートを疾走するたびに、細胞が活性化し若返っていくような気がします。10年のブランクがありましたが、もう楽しくて仕方ありません!」
ヘルメットを脱ぐと同時に上気した顔でこうまくしたてた都並さん。現役時代からサポートしてくれているプーマのロゴの入ったレーシングスーツ姿がサマになっている。
首都圏のモータースポーツの中心地として知られる筑波サーキット(茨城県下妻市)。ここで都並さんは、独フォルクスワーゲン社の人気車種ゴルフのオーナーを対象としたレース「Golf Cup」(現在はフォルクスワーゲン社、アウディ社の車両で参戦可)にゴルフ5GTIを駆って参戦しているのだ。
「もともとレース仕様車のスタイリング、野太いエキゾースト音、オイルの焼けるにおい、タイヤのスキール音といったサーキット場の雰囲気に憧れてました。愛車のメンテナンスやチューンアップをお願いしている『Dee Mark』の門馬昌彦社長に誘われ、10年前にゴルフ2でサーキット初走行! レースの魅力にはまりました。05年以降は仙台を皮切りにC大阪、横浜FCの監督を務めた関係でサーキットから遠ざかっていたのですが、門馬社長に<レース参加者が減少傾向にある。Golf Cupを盛り上げて欲しい>と言われて今夏、カムバックしたというわけです」