DV、過食、顔面マヒ…中島啓江さんが乗り越えた壮絶人生
芸能リポーターの川内天子さんによると、「オペラ歌手の方は共鳴効果を高めることもあり、大きな体のほうがいいという意見もあるそうです」という。07年に71歳で亡くなったイタリアのオペラ歌手、ルチアーノ・パヴァロッティも150キロもの巨体だったし、中島さんの歌手としての魅力であったともいえるだろう。
とはいえ、華やかな舞台の幕が下りれば、父親との私生活が待っていた。07年、とてつもない額の借金を残し、がんで亡くなるまで父親は中島さんを苦しめ続けたとテレビなどで語った。そうした壮絶人生を生きてきて、中島さんは「生きることの大切さを伝えたい」と、同じように苦しむ人々を励まし続けた。中島さんの好きな言葉は「ありがとう」だったという。