故・坂本九さんの長女 40代で「1stアルバム」の紆余曲折
「上を向いて歩こう」の世界的なヒットで日本を代表する歌手として活躍した坂本九さん。85年に日航ジャンボ機墜落事故で帰らぬ人となったが、本日登場の大島花子さん(41)は九ちゃん、柏木由紀子夫妻の長女。92年、ミュージカル「大草原の小さな家」でデビューした際は大きな話題になった。今どうしているのか。
「『柿の木坂』ってファーストアルバムを先月10日に出したんです。父が作詞作曲を手がけた『親父』などを収録し、曲に込めたメッセージをより強く感じていただきたくて、アルバムに先行してLP盤をリリースした。はい、うれしいことに、けっこう確かな手応えがありました」
東横線中目黒駅東口に近いカフェで会った大島さん、こう言ってほほ笑んだ。ふとした表情に九ちゃんの面影が見え隠れする。
大島さんは92年、ミュージカル「大草原の小さな家」でデビュー。以来、同じミュージカル「ヘアー’97」「泣かないで」、映画「ひめゆりの塔」などに出演した。それにしてはファーストアルバムが40代になってからと遅かったのにはワケがある。