芥川賞フィーバーに辟易も ピース又吉“狂奔の夏”はこれから
小説「火花」が第153回芥川賞を受賞して1週間――。まさに「ひづめに火花を散らして、まっしぐらに狂奔する」(芥川龍之介『偸盗』から)ような激しい渦に放り込まれた「ピース」又吉直樹(35)。当人は寝る間もない忙しさだろうが、その周囲もまたフィーバーの渦中にある。
23日、「ブレンディ ボトルコーヒー」のイベントに出席した又吉は“文豪”を思わせる着物姿で登場すると、過熱する報道や自身のプライベートのウワサについて少々辟易気味の様子。まず、週刊誌で報じられた一般女性との破局について「その噂は聞きました。それはないです。最後にお付き合いしたのは20代後半です……いや、何か強がっているみたいですけど。デートをする人もいない」と苦笑い。
さらに“これからは本当にやりたいお笑いだけをやっていきたい。ひな壇に並ぶような、バラエティー番組にはもう出なくていいと思ってる”と“上から目線”で発言したという一部の報道についても「それは全部ウソ、大ウソですね」と一蹴。「コンビでバラエティー番組にどんどん出たいと思ってます」と、受賞後の宣言通り、「仕事の比重は芸人が100」であることを明言した。