フジ最後の砦 W杯バレーで「ジャニーズライブ」復活の裏事情
「社運をかけたイベント」らしい。バラエティーもドラマも軒並み惨敗中のフジテレビ。ドラマ「恋仲」は初回視聴率が9.8%(ビデオリサーチ調べ=関東地区)と「月9」史上初の1ケタ発進となり、「バイキング」や「直撃LIVEグッディ!」も低視聴率続きだ。
そんな傷だらけのフジが“最後のとりで”として期待を寄せるのが、22日に開幕した「バレーボールW杯」。アイドルグループ「Sexy Zone」がスペシャルナビゲーターを務め、人気の高い中島健人(21)、佐藤勝利(18)、菊池風磨(20)の3人は日本戦全戦でテレビ中継の副音声を担当する。
しかも、試合前にアイドルたちが歌う「コートパフォーマンス」がW杯では2大会8年ぶりに復活。“引き”の強いジャニーズを武器に再起を図ろうというフジの気迫が伝わってくる。が、必死になるあまり、内部からはこんな不満も聞こえてくる。
「『Sexy Zone』の起用は、“W杯の前回大会でスペシャルサポーターを務めた実績が評価され、大会組織委員会から任命された”とされていますが、正直いって真逆。ジャニーズアイドルを起用していた当初から、“神聖なコートでアイドルが踊ったり歌ったりするのは不愉快”という意見がバレーファンの間で沸き起こっていました。それを考慮して、コートでのパフォーマンスをやめたのですが、今年になってフジテレビの方からバレーボール連盟に『どうしてもライブパフォーマンスをしたい』と頭を下げてきたそうです。にもかかわらず、フジが『ウチからお願いしたということは伏せていただきたい。連盟さんの方から提案があったという流れにした方が自然だと思います。アイドルが歌わないと、席も埋まらないから大変でしょ』と上から目線で言ってきたとか。これには連盟も怒り心頭だったそうです」(事情通)
お願いする立場にもかかわらず、プライドを捨て切れないところにもフジ低迷の一因がありそうだ。