必死剣 鳥刺し(2010年 平山秀幸監督)
“バカ殿”に苦しむ封建社会の不条理
原作は藤沢周平。サラリーマンにとって身につまされる物語だ。
海坂藩の物頭を務める兼見三左エ門(豊川悦司)は若き藩主右京太夫(村上淳)の美貌の側室を殺害する。三左エ門は打ち首を覚悟するが、処分は1年の閉門という軽いもので、閉門後は近習頭取に抜擢される。一方、領内の農民たち…
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