歌手の叶純子さん 今は飲み放題3000円のスナックママに
黒木さんは97年、脳梗塞で倒れ、06年11月、静岡県沼津市の病院で亡くなった。64歳だった。
「お酒が好きで好きで大好きで、魑魅魍魎が住む芸能界で大丈夫かな、と心配になっちゃうほど性格が良過ぎるくらい、いい方でした。亡くなられる直前に病院に呼ばれた際、無理言って一緒に写真を撮っていただきました」
一方、叶さんはソロ歌手として「馬鹿なおんなでいいですか」「心の傷あと」「おんなの夜明け」「夢迷子~同床異夢~」などの曲をリリースした。
「97年に発売した『おまえさん』はフジテレビのお昼の連続ドラマ『はるちゃん』の挿入歌で流れたのよ。一番新しい曲は今年4月の『樹氷』と『まどろみ』。自分で言うのもナンだけど、どっちもとってもいい曲。ぜひ聴いてみて。演歌や歌謡曲が売れない時代っていうのは十分承知してるわ。だけど、ワタシはプロ。いつどこからお声がかかっても、最高の声が出せるようにボイストレーニングは欠かしたことない。その証拠を見せてあげる」
こういって「樹氷」と「まどろみ」を熱唱し、ハスキーな歌声で切々と女心を訴えた叶さん。27日、中野サンプラザ13階のコスモルームであったディナーショーは大好評だった。