NHK気象予報士の村山貢司さん 定年後も凄まじい多忙ぶり
若くて美人の天気お姉さんもいいけど、落ち着いた雰囲気の男性が情報を伝えた方が信頼できる。内心、こう思っている向きも多いんじゃないか。その点、この人の天気情報はまさにそう感じさせた。8年前まで、「NHKニュース7」などNHKで気象予報士として活躍していた村山貢司さん(66)だ。今どうしているのか。
■環境省の仕事で花粉を予測、発展途上国でアドバイスも
村山さんに会ったのは、地下鉄築地駅そばの弊社の入るビル1階のレストラン。リュックを背負って足取り軽く、肌はツヤツヤ。何だかとても生き生きしている。
「2日前まで2泊3日で、登山ツアーガイドとして、南アルプスに行ってました。来週は北アルプス。アルパインツアーという旅行会社の仕事で、冬はともかく、夏はほとんど毎週のように山に登ってます」
山岳ガイドに転職した、ということ?
「いえ、ワタシは高校時代から山岳部で山登りは趣味ではあるんですが、本職は気象予報士。なかでも専門は山の天気と、気象が影響する病気なんです。だから、ガイドをしながら、山の天気を教える先生をしているんですね。ワタシは大学を出て日本気象協会に就職し、その後、気象業務支援センターに移籍して、60歳の定年を機に非常勤になり、65歳で退職しました。でも、肩書などはそのままなんです」