新CM女王確実 吉田羊の「好感度」は器用さと自然体にあり

公開日: 更新日:

 男性脇役陣は毎年のように新たな個性派が現れ活躍を続けるが、女優陣に目を向けると意外と少ない。若手から中堅まで主役クラスは充実。サバイバルのようになっているが、中堅の脇役ができる女優は意外と少ない。

 そんななか、彗星のごとく現れたのが吉田羊である。今時の女優には珍しい苦労人である。舞台役者を目指し上京。地味な脇役をコツコツとこなし、知る人ぞ知る存在だった。2年前のドラマ「HERO」に出演。女検事役に合わせ自ら髪を短く切りボブカットにした。役柄と髪形がマッチしたこともあり、吉田の存在感は増した。その後の活躍は目覚ましいものがある。今やテレビで見ない日はない。

 脇役とは多くの引き出しを持ち、どんな役でも引き受け、確実にこなす。正統派の主役はワンパターンになりがちだが、脇役は変幻自在。樹木希林は若い頃からお婆ちゃん役で存在感を示していた。年齢不詳の吉田もドラマのジャンルを問わず妻から母親役までこなす。

 この器用さがCMにもつながっている。ベッキー不倫の代償でCMがなくなり、「ポスト・ベッキー」の座を若手タレントが取り合うと喧伝されているが、ポストの座は吉田が有力との見方もある。昨年、CMランキングに9本で初登場、いきなり5位にランクインした。今年は地方も含めすでに10本を超える人気を誇る。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された