連載小説<4> 自動車の爆発の原因は爆弾テロなのか
「そうか。ここ、係長の母校だったんだ……」
小椋が言った。
樋口は係員が集合している場所へ足を運びながらこたえた。
「ええ。そうです」
「たまげたな。顔色一つ変えないんだもんなあ」
「そんな驚くほどのことですか」
「まあ、あらためてそう言われると、たしかにそのとお…
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