「水族館ガール」主演 松岡茉優に期待かかる“魚との絡み”

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 ドラマは松岡が扮する新米飼育員が先輩にしごかれながらも、イルカたちとふれあいながら成長していくというステレオタイプの設定。ストーリーより重要なのは水の動物のかわいさ。水族館に行った気分になれて、「久しぶりに水族館でも行ってみるか」と視聴者に思わせられるかがカギだ。水族館の描写や飼育員の仕事ぶりに嘘があったり、薄っぺらだと水族館勤めの人や水族館ファン(マニア?)から総ツッコミが入るだろう。

 松岡はモデルのようなボディーでもハッとするほどの美女でもないが、水族館にいそうな“飼育美人”としてはリアルである。見ているうちにだんだん惚れてしまいそうな“ジワジワくるタイプ”の女優だ。

 水族館というテーマと松岡が合っているのだから、「世界一の水族館にしてみせます!」とか恥ずかしいセリフは無用だろう。それと、人間同士のありきたりな絡みより松岡とイルカなど魚たちとの絡みを中心に描いたほうが成功すると思う。果たして松岡は水族館ブームをつくれるか。本当は松岡が日本中の水族館をリポートする癒やしバラエティーのほうが視聴率は取れそうだけどね。

(作家・松野大介)

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