女医・脇坂被告 法廷で暴かれた化粧の下の異常な金銭感覚
千葉・船橋と東京・中目黒で経営していた美容クリニックで虚偽のカルテを作成、診療報酬を不正にだまし取った詐欺罪に問われているタレント女医の脇坂英理子被告(37)。その脇坂被告の論告求刑公判が23日に東京地裁(林直弘裁判官)で開かれたが、5月の初公判に続いて、この日も異常な金銭感覚が次々と明らかになった。
検察側によると、脇坂被告はクリニック開業前の10年9月から11年8月にかけ、アメックスのクレジットカードで2500万円を散財。そのうち1300万円はホストに貢いでいたというが、これは初公判に情状証人として出廷した母親が肩代わり。さらに結婚した際にマンションを購入。銀行で5000万円以上のローンを組んだが11年に離婚。母親が肩代わりしたが、まだ700万円ほどの元金が未返済だという。
この時点ですでに借金でクビが回らない状態にもかかわらず、12年7月に船橋にクリニックを開業。しかし、さっぱり客が入らなかったため一連の事件で逮捕された歯科医に相談したところ、結果的に詐欺の指南役となった男性を紹介され、診療報酬詐欺に手を染めることになったという。