10社出演でCM界席巻 西島秀俊の武器は“旦那さま”の訴求力
今回の起用は演出方法も含め、「既婚者」である西島の訴求力の高さを物語っている。その効果を実感しているのが、パナソニック。「主婦層のウケは抜群。彼がCM出演しているパナの冷蔵庫と洗濯機がバカ売れしている」(広告代理店関係者)というのだ。
ちなみに、同社は白物家電の全5事業部で営業利益率5%増(16年3月期)を達成。一般ユーザーによるSNSの書き込みも、〈パナソニックの冷蔵庫のCMがととすぎる西島秀俊さん〉〈西島さんCMやってるから冷蔵庫Panasonicにしよう。〉など称賛の嵐で、彼を起用し、高級路線を打ち出した「ふだんプレミアム」シリーズの好調がひと役買ったといえるだろう。
パナソニックに問い合わせてみると、具体的な数字やデータは非公表とした上で、「CMを見た主婦層や女性からは、西島さんの演じる旦那さま像にときめいていると好評です」(同社広報部)。
西島クラスともなれば、CM契約金は1社1000万円はくだらない。10社で1億円……。扶養家族があと2~3人増えたところで西島家の家計は安泰のようで。