「べっぴんさん」20%割れ 誤算はスピード展開と羽鳥アナ

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■視聴者置いてきぼりの超高速ストーリー

 コラムニストの桧山珠美氏はこう言う。

「NHKの朝ドラということで、彼女の得意とする女の確執やネチネチドロドロ模様は禁じ手とされているのでしょうか。とにかく展開が早過ぎて余韻を味わう暇がまったくない。主人公の初恋ひとつとっても、自分と同じく思いを寄せていた親友といざこざが起こることもなければ、その初恋相手が姉の夫になっても姉に複雑な思いを抱くこともない。今週17日の放送回では疎開先である父親の生家でぞんざいな扱いを受け、主人公の姉妹が家を飛び出し、野原を歩いていたら、都合よく戦地から義兄が戻ってくる。1話15分間でまるで2週間分の要素を消化してしまう超高速ストーリーで見ている方は感情移入しにくいんです」

 しまいには、こんな皮肉めいた声も聞こえてくる。「朝ドラの裏では、夫の羽鳥氏が司会を務める『モーニングショー』(テレビ朝日系)とバッティング。結果的に内助の功になっている」(テレビ局関係者)

 つい先月、初の同時間帯の民放トップに立った羽鳥の「モーニングショー」。夫婦でどんな会話を交わしているのやら。

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