SMAP巡りジャニーズと綱引き 紅白メンバー発表の舞台裏
■今年は大物歌手が続々落選
話題といえば、大物落選。今回で出場40回を数えるはずだった和田アキ子をはじめ、伍代夏子、藤あや子、先に卒業宣言した細川たかしらベテラン歌手……この表向きの理由は出場者の若返りだが、それなら天童よしみ、島津亜矢といった面々はなぜOKだったのか、女優の大竹しのぶが選ばれたのはなぜかなど、結構分かりにくい。
そこで、大物外しは別の理由かと勘繰りたくもなる。実は紅白に大きな影響力があった大手芸能プロ系の歌手の落選が多いのも事実。先の日本レコード大賞絡みの金銭スキャンダルをキッカケにNHKが大手プロ系と距離を置きたかったという事情もあったようだ。そして、徹底取材している「週刊文春」を警戒した“文春砲対策”だったともいわれている。
「実は紅白を担当していた幹部が直前に地方局に異動したり、担当スタッフが会見場にいないという事態が発表当日に起きていたようです。大手プロの息がかかった幹部が姿を消し……。NHKはスキャンダルが起きると視聴者センターがパンクするほど苦情が殺到するのは有名で、事前にリスク回避したのではないか。それはそれで自浄作用が働いたわけで、評価していいと思います」(音楽関係者)
「流行語大賞」の候補にもノミネートされている「文春砲」。それでも、炸裂する可能性がないとはいえないけど……。