丹波哲郎、八千草薫も…芸能界「不倫」スキャンダル史
とくに派手なのが、京都の芸妓とも縁が多い歌舞伎界だ。
「御年85歳の人間国宝・坂田藤十郎さんは、70歳の時に19歳の舞妓とホテルに泊まり、彼女を見送る際に部屋のドアの前で“開チン”する姿をフライデーに激写されたほど元気があった。妻の扇千景さんは夫の不貞を不問にして逆に評判を上げました。昨年、中村芝翫も15年以上前から交際していた祇園の芸妓の存在がバレましたが、妻の三田寛子さんは『むしろ家族の絆が強くなった』とコメントを出したほどです」(石川氏)
もちろん、三田のハラワタは煮えくり返っているだろうが、これも“芸の肥やし”という土壌があるからだろう。先輩がこんな具合だからか、市川海老蔵(39)、片岡愛之助(45)、市川染五郎(44)には全員隠し子がいる。いわゆる、“隠し子3兄弟”だ。
一方、芸能界の不倫スキャンダルが最も花盛りだったのが90年代。「不倫は文化」の石田純一(63)が登場し、連日、ワイドショーをにぎわせていた。松田聖子(54)はバックダンサーのジェフ・ニコルス、アラン・リードと肉体関係を結び、アランから逆セクハラで訴えられる始末。宮沢りえ(43)は貴乃花との破談以降、ビートたけし(70)らオジサンとの交際の噂が絶えず、21歳の時には宿泊先の京都のホテルで手首を切って自殺未遂騒動を起こした。当時、交際が伝えられた中村勘三郎(故人)の定宿での出来事だった。また、今やハリウッド俳優になっている真田広之(56)は葉月里緒奈(41)とのドロドロの不倫が原因で手塚理美(55)と離婚してしまった。
「石田純一は『不倫は文化』の後、一時的に仕事は減りましたが、現在は再び大物タレントとして活躍しています。その理由は言い訳したりせず、我々の突撃取材にも迷惑がらずに答える姿勢があったから。スポンサーであれ、仕事相手であれ、そんな彼の真摯な態度は伝わります。それに引き換え、ベッキーは腹黒さがバレてしまい、“いい人イメージ”が崩れてしまいました。最近の芸能人は開き直ったり逃げ回ったりしますが、それは不倫の後遺症を自ら長引かせているようなものなのです」(城下氏)