著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

松方流か三船流か 渡辺謙は「不倫騒動」にどう答えるのか

公開日: 更新日:

 今も昔も夜の繁華街はネタの宝庫。特に情報がなくとも芸能人の来そうな界隈を出歩くのも芸能記者の仕事だった。なかでも銀座のクラブ街は政財界からスポーツ選手まで出没。目撃もあれば、ホステスや黒服から情報も入った。それほど夜の世界は噂話が好きだが、玉石混交。噂から本物の話まであり、どうふるいにかけるかが記者の技量。

 東が銀座なら西は大阪・北新地。俳優が仕事で大阪に来た折、新地のクラブに顔を出すことも少なくない。不倫報道が騒がれている渡辺謙(57)とA子さん(36)の出会いも新地の老舗高級クラブだった。

 有名人とホステスの組み合わせは珍しくないが、単に「お持ち帰り」程度なら“浮気”レベルの話で記事になるケースは少ない。問題となるのは関係の継続。渡辺は継続した。A子さんは店を辞め自称・ジュエリーデザイナーになり渡辺と会う時間をつくった。浮気から不倫に変わった瞬間である。

 松方弘樹さん(故人)を最後までみとった愛人との出会いは祇園のクラブ。愛人は上京して女優に転身。松方の口利きで「遠山金四郎」作品などに出演しながら松方との熱愛を深めた。独立系映画会社社長の名ゼリフ「女優を愛人にしたのではなく、愛人を女優にした」のである。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  4. 4

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  5. 5

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  1. 6

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  2. 7

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  3. 8

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  4. 9

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  5. 10

    フジテレビを襲う「女子アナ大流出」の危機…年収減やイメージ悪化でせっせとフリー転身画策

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…