橋爪功の長男は覚醒剤 2世タレントはなぜ薬物に走るのか
橋爪功(75)の息子で俳優の橋爪遼容疑者(30)が覚醒剤取締法違反(所持)容疑で逮捕された事件は、不祥事の相次ぐ2世タレントのイメージをさらに悪化させるものだ。
覚醒剤では昭和の名優、故若山富三郎、故藤田まこと、三田佳子ら、大物芸能人の2世が過去に逮捕されている。大麻でも元チェッカーズのリーダー武内享の長男と次男、ヒデとロザンナの次男、中村雅俊と五十嵐淳子の長男ら、振り返れば枚挙にいとまがないほど。
更生している2世も多いが、それにしてもなぜ、2世たちは覚醒剤や大麻など薬物に手を染めてしまうのか。芸能リポーターの城下尊之氏はこう言う。
「ことし1月に亡くなられた松方弘樹さんが仁科亜季子さんと離婚協議中のときのことです。高校生だった次男の仁科克基さんが楽屋に顔を出すと、『おぉ』と、ごく自然に財布を出して、約10万円もの現金を渡されたんですね。克基さんに逮捕歴などありませんし、小遣いを父親からもらったって何の問題もありません。ただ、大物芸能人の2世の皆さんは、おおむね同じような感じで育てられているのです。覚醒剤事件を起こした大女優の次男が逮捕されたとき、高校生だったこの次男の小遣いがなくなると、お手伝いさんが30万円を持って渡しに行っていたという話もあります。親にしてみれば仕事が多忙で普段満足に構ってあげられない分、おカネで埋め合わせをというのでしょうけど、このおカネが悪事を引き寄せてしまうところはあるでしょうね」