橋爪功の長男は覚醒剤 2世タレントはなぜ薬物に走るのか
■恵まれた環境ゆえ「ハングリー精神の欠如」
歌手のASKAがやはり覚醒剤で逮捕された際、ドラッグの売人にとって有名人が何よりの上客であるとの情報があった。有名人は金持ちだから高値で売れる、金払いが良い、有名人だから口外しないといった理由が挙げられていた。金持ちの2世たちが、歓楽街などでイイ顔になれば、そうした売人たちに聞きつけられて、ドラッグを買わないかと持ちかけられる展開は想像に難くない。また、逮捕された有名人のドラッグの入手ルートには別の有名人が名を連ねていることもあり、類は友を呼ぶで、望めばすぐに入手できてしまうという環境に2世たちは置かれているのも事実だ。
それにしても、だ。芸能界と薬物の関係が世間でこれほど注視されている中で覚醒剤に手を出せばどうなるか想像力は働かなかったのか。前出の城下氏はこう続けた。
「2世タレントの大きな特徴にハングリーさの欠如があります。芸能界なら、ご両親のコネがあればデビューも、仕事を取るのもそう難しくはない。たとえば俳優なら、努力して役を勝ち取った経験をあまりしていないため、仕事のありがたさもあまり感じない。社会経験の少なさも甘さにつながっているのかもしれませんね」
手錠をかけられるまで罪の自覚がないようでは再犯が多いのも納得である。