高3で120万円…仮面女子・窪田美沙がローン完済するまで
それでも、子供心に友達には知られたくなくて、クラスメートと下校する時はわざと遠回り。家から離れたところで「バイバーイ」って。それがバレた時は顔から火が出るくらい恥ずかしかった。それやこれやで、小学生時代のあだ名が“オンボロアパート”(笑い)。
でもね、本当に真剣に小学生の頃から女優に憧れてて、まずアイドルになり、それをステップに女優に!って思ったんです。だから、ローンを組んだ最初から、両親に頼らず自分で支払おうって決めてました。当然、アルバイトはよくしましたよ。ラーメン屋さんに回転寿司、お好み焼き……。“賄い”付きばかりでしたね(笑い)。
■屋根裏部屋とはいえ、寮を用意してくれた今の事務所は天国
でも、いつまで経ってもラチが明かないので、高校卒業後に上京することにして、合格したのが今の事務所。持ってきたのは最小限の洋服を入れたスーツケース1個。財布に入ってたのはなけなしの3万円。不安だらけでしたが、「自分で責任を持って頑張ってきなさい」って背中を押してくれた両親のためにも、何があってもデビューしなきゃって思って家を後にしました。