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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

武井咲の電撃婚にみる“映画女優”と“テレビ女優”の違い

公開日: 更新日:

「女優は売れるに従って自己主張が強くなり、仕事、待遇、私生活で意思疎通が図れなくなり、時には衝突することもある」(芸能関係者)

 そんな台所事情があっても表向きは平穏を装うが、時には女優と事務所との間の温度差として露呈することがある。武井咲(23)はその典型的な例だった。

 EXILEのTAKAHIRO(32)との交際が発覚した際、事務所は「もう二度と会うことはない」と武井自身の言葉を出して完全否定した。25歳までは恋愛禁止の暗黙のルールがある事務所。「別れさせられた」との見方がなされたが、武井は後日、「尊敬する人なので今も仲良くさせてもらっています」と正反対の答弁。事務所との温度差は歴然だった。

 密かに愛を育もうとする武井に対して、交際を反対する事務所。武井を「ポスト米倉涼子」にしようと仕事を立て続けに入れた。「恋愛する時間を与えずに諦めさせるために仕事を入れる」は昔からの常套手段だが、逆効果になる場合がある。

「恋している時ってどんなに仕事が忙しくとも、寸暇を惜しんで彼に会いたくなるもの。会うことで仕事の活力になる」という往年の女優から聞いた話を、今回の武井の結婚で思い出す。「デキ婚」は反対する事務所を押し切る方法だったようにも見える

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