元いいとも青年隊の岸田健作 演出家の道と“タモリの教え”
舞台セットの灯籠が頭に落ちてきたこともあった。「幸い無事でしたけど、首から上に恵まれてないんですよね」と苦笑いする岸田さん。
現在は体調管理の大切さに目覚め、はり治療や整体、ジョギングが日課になっているという。
■ガングロ高校生のボクに頭を下げて…
さて、東京出身の岸田さんは高校卒業後、「笑っていいとも!」のいいとも青年隊として小笠原秀春と「With T」を結成。同番組の月曜レギュラーに抜擢され、「ロンドンハーツ」など多くのバラエティー番組に出演した。
しかし、「笑われているだけで芸がない」と悩んだ末、03年に事務所を退所。同時期に足立区の実家のケーキ屋が倒産する憂き目に遭い、2カ月間ホームレスになった。
その後11年、芸能界に本格復帰を果たす。タレントやミュージシャンとして精力的に活動するかたわら、12年にはホームレスの体験をつづった著書「昨日、ホームレスになった。」を出版した。
芸能界デビューから20年余り、仕事で大切にしているのが人付き合いだ。