元いいとも青年隊の岸田健作 演出家の道と“タモリの教え”
「ライブのセットリストを作ったり、MCを考えたりするのは演出家の仕事に近くて、舞台やドラマの仕事にも生きています。これからも脚本を定期的に書いて、いつか自分で公演をプロデュースできたらいいですね」
おバカキャラも今は昔といった感があるが、ここに至るまでにはケガや激ヤセにも見舞われた。
13年2月には、ライブでの激しいヘッドバンギングと毎日10時間超のパソコン作業がたたり、重度の頚部捻挫に。同年9月には、池袋のライブハウスで公演後に倒れるハプニング。
「原因は睡眠不足と栄養失調でした。楽曲やグッズ製作に没頭するあまり、『寝たり食べたりするくらいなら、何かを作っていたい』と思っていたんです。で、ボクは麩菓子が大好きでタンスの中にすごく貯蔵していて。ファンにも『麩菓子が好きだ』って話をしたら、差し入れで持ってきてくれたこともあって、作業中に手の届くところには麩菓子しかない。気がついたら毎日食べてました。当時は体重が50キロ台前半から40キロ台に落ちるし、朝起きると目まいがするし、ヤバかったです」