著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

単純ミス連発 たけし騒動で露呈した情報番組の課題

公開日: 更新日:

「たけし軍団」と森昌行社長(65)のバトルは独立したビートたけし(71)に森社長が謝罪する形で決着した。結局、「森社長の経営方針に問題あり」という軍団の主張を森社長が認め、反省させたことで着地点を見いだしたのだろう。改めてたけしと軍団の固い絆を痛感するが、課題も残した。

 その前に騒動の副産物で生まれたワイドショーの課題。あまりに懐かしい軍団の面々にグレート義太夫をウガンダ・トラと間違えた日テレの「スッキリ」。若いスタッフはすでに軍団を知らないことから起きた単純なミスだろうが、タレントの写真を間違えるのはあってはならないことだ。

 フジの「グッディ」のミスは一考に値する。「オフィス北野」の社員のインタビューを放送したが、森社長が「ニセ者」と指摘したことで謝罪。近年の情報番組は「独占告白」など衝撃的な言葉が新聞のラテ欄を飾るが、その大半は文春を筆頭とする週刊誌のスクープの紹介。俗に言う「人のふんどしで相撲を取る」がやたらと増えている。見る側は「なんだ、週刊誌の話か」と肩透かしされ、番組の信用問題にもつながり兼ねない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動