白目漫才で脚光 ピスタチオが語るブレーク後の仕事と稼ぎ
「ボクもある程度あればいい。すごく稼いだときも、自分に使ったというより、母親の誕生日にちょっといいレストランに連れて行ってあげたぐらいですね」(小澤さん)
競争の厳しいお笑い界には珍しく、欲のないコンビだ。
■女の子にモテたのは「3カ月だけ」
さて、「ピスタチオ」の2人は2007年に東京NSC(吉本総合芸能学院)に入った13期生。
伊地知さんは神奈川県立湘南台高校を卒業後、芸能界に憧れてエキストラを経て入学。東京出身の小澤さんは中学時代、同級生の影響でお笑いを夢見て京華商業高校卒業後に入学。東京NSCを卒業後、紆余曲折あり、2年後の10年にコンビを結成した。
当初はさっぱりウケず解散の危機を迎え、背水の陣であれこれ試したネタが当たった。14年からテレビに進出。同年12月、「アメトーーク!」で“ザキヤマ&フジモンがパクリたい―1グランプリ”で1位になり、一躍注目を浴びた。
「その翌年2月、長崎の競艇場に初めて営業をいただいて行ったら、ボクらを見に4000~5000人も集まっていて、人気を実感しました。控室から会場まで、歩いて3分のところを車で移動したり。モミクチャにされました」(伊地知さん)