山口事件で問題浮き彫り 10代女子を抱える芸能プロの悩み

公開日: 更新日:

 ところが、グループラインに入った途端に、事務所の承諾なしに個人で友達追加されてしまうことも多々あるそうだ。個人ラインに追加されてしまうと、そこでどんな会話が交わされているか把握できなくなる。

 芸能ライターのエリザベス松本氏もこう語る。

「これはラインに限った話ではない。インスタグラムもツイッターもフェイスブックも、ダイレクトメッセージ機能がありますよね。たとえ番組共演者個人とのライン交換を禁じても、これらのSNS経由でいくらでも連絡できてしまう。ところが、子供たちにはダイレクトメッセージ機能も連絡先の交換になるという感覚がないから、報告をしない。そうなると、事務所は把握しきれないことが増えてくる。これが今、事務所側が抱える大きな悩みのひとつのようです」

 前出の芸能プロダクション関係者も、こう口をそろえる。

「親御さんから大切なお子さんを預かっている以上、事務所には大きな責任がある。一緒に仕事をした共演者やスタッフから仕事以外でプライベートの誘いがきたら『必ず事務所に報告するように』と常々、所属タレントには話しています。でも、子供たちには、今回のような“事件”になってしまう危険性があることは想像しにくいようです」

 事務所側も引き締めに躍起らしい。

 46歳の“オジサンアイドル”と、芸能人の卵の女子高生が簡単につながれてしまう。これもSNSの功罪か。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  4. 4

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  5. 5

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  1. 6

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  2. 7

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  3. 8

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  4. 9

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  5. 10

    女優・佐久間良子さんは86歳でも「病気ひとつないわ」 気晴らしはママ友5人と月1回の麻雀

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  2. 2

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  5. 5

    パワハラ告発されたJ1町田は黒田剛監督もクラブも四方八方敵だらけ…新たな「告発」待ったなしか?

  1. 6

    矢沢永吉「大切なお知らせ」は引退か新たな挑戦か…浮上するミック・ジャガーとの“点と線” 

  2. 7

    中日井上監督を悩ます「25歳の代打屋」ブライト健太の起用法…「スタメンでは使いにくい」の指摘も

  3. 8

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 9

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  5. 10

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは