著者のコラム一覧
片岡たまき

神奈川県平塚市出身。元RCサクセション・マネジャー兼衣装係。夫は「パスカルズ」のバンドマスター、ロケット・マツ氏。著書に「あの頃、忌野清志郎と」(宝島社)。

自転車で160キロ完走 清志郎からもらった最も大きなプレゼント

公開日: 更新日:

「清志郎さんは『LSD(ロング・スロー・ディスタンス)』というチームをつくって、よくツーリングへ出かけていました。ツーリングは、どこかバンド活動に似ていると言っていますね。全員の力で成り立っていると。あの頃からどこに行くにも自転車です。コンサート会場や取材は当たり前。テレビ局では受付もロビーも自転車で通過して、そのままスタジオに入ってました。そんなことが許されるのは清志郎さんくらいじゃないですか」

 この自転車について、片岡さんには大きな思い出がある。

「ハワイの『ホノルルセンチュリーライド』という自転車イベントに05年、清志郎さんたちと一緒に参加したことがあります。朝の6時ごろにスタートして最長160キロを走るのですが、私は自転車に関してはズブの素人。清志郎さんも、私がまさか160キロを走るとは思っていなかったでしょう。折り返し地点に向かう道で、すでに折り返してきた清志郎さん一行と一瞬すれ違いました。私を見つけて『うわっ!』と声に出して驚いていましたね(笑い)」

 ヘトヘトになりながら片岡さんが完走。その夜の食事会で、清志郎は満面の笑みで出迎えてくれたという。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動