矢部みほさん 子供4人のごちそうは「おばあちゃんサラダ」
北海道恵庭市で生まれ、幼いころから父親の転勤や両親の離婚などで新潟や山形などを転々としたという矢部みほさん。子供時代に食べた“北海道の味”についてこう語る。
「基本的に味付けに砂糖を使うので、茶わん蒸しも甘いし、お赤飯には甘納豆を使います。これは北海道ならではだと思います。たとえばカレーライス。母が作ってくれたのは砂糖が入っている甘口で、辛口のカレーは大人になるまで食べられませんでした」
ユニークな言動が受けてTBS系「サンデー・ジャポン」やフジテレビ系「アウト×デラックス」でも注目の母・文子さんの元夫は競馬騎手だった矢部和夫さん。文子さんは夫が厩舎に勤めている10人ものスタッフを連れてくると、砂糖入り甘口カレーをよく振る舞ったという。
「今は辛口にも慣れたけど、卵焼きだけは甘いのが好きですね。朝ご飯の定番は納豆と卵焼きにご飯と味噌汁ですが、この時は甘い卵焼きで決まりです。卵焼きは醤油派と砂糖派で論争になって卵焼きに砂糖なんて邪道といわれますけどね。彼氏にはしょっぱい卵焼きを作りますが、おいしいって思わないです。オムライスの卵にも砂糖を入れて欲しいです。この間、恵庭のファストフード店でオムライスを頼んだ時に、『砂糖を入れられますか』って聞いたらOKでした。東京はまず無理ですね」
「砂糖入り」へのこだわりはすごいようだ。