私だけが知っている 「16歳」のジャスティン・ビーバー
2009年にMTVの投票型ダンスオーディション「America’sBestDanceCrew」で日本人女性初全米チャンピオンになったダンサーHIROKAが、自身で見た、体験した「アメリカンドリーム」の表と裏を語り尽くす。
動画配信でブレークし、アッシャーに見いだされた大物、ジャスティン・ビーバー(24)。彼もまた若くしてアメリカンドリームを体現した人物で、セレブになるプロセスを間近で見たひとりでした。
私がハリウッドでダンスインストラクターをしていた頃、友人の振付師から「この子、僕の新しいアーティストなんだ!」と小さくて可愛い白人の男の子を紹介してもらいました。少しモジモジした13歳の少年は、あどけない表情で、まだ変声期も迎えていませんでした。その時は、彼が関心を持っていたダンスの「タット」をレクチャーし、たわいもない時間を一緒に過ごしました。
それから3年後、急にとあるミュージックビデオの出演依頼が。アメリカでは守秘義務の関係で何の仕事かわからないまま現場に行くことは多々あり“行ってみたら大スターと共演”なんてこともよくありました。この日もアーティストの名前も確認しないまま、ビバリーヒルズの大豪邸へと急ぐと、なんとあの白人の男の子が。しかも成長した姿で!!