故平尾昌晃さん遺産バトル 手際の良さは“後妻ビジネス”?
昨年7月に死去した音楽家の平尾昌晃さん(享年79)の総額60億円ともいわれる遺産をめぐり、骨肉の争いが勃発。平尾さんの3度目の結婚相手であるMさん(50代)を相手に法的措置をとった三男の勇気(37)が25日、都内で記者会見を開いた。
会見で焦点となったのはJASRACから支払われる年間約1億円にものぼる著作権料。Mさんはこれを単独相続し、平尾兄弟3人に書類に実印を押させ、1人で受け取ろうとしていたというのである。Mさんは「単なるミス」としているが、本人がJASRACに行って、単独用と相続人複数で分ける共同用の2種の書類をもらいに来ている事実があり、意図的な行為であることを告発。このほか葬儀の手配でバタバタの中、Mさんから「これ押さないとお金出ないから、やって」と言われ、押印した書類が10枚ほどあるという。
この日、勇気は父のジャケット、ネクタイ、チーフを身に着けて会見に臨んだが、この服ですら「なんで勝手に持ち出すんだ、これは事務所の物だから」とMさんにとがめられたというエピソードも明かされた。