趣味は温泉と…肝炎患ってから楽屋で熱心にお灸をしていた
診療を受けた医者に「無理をせず、安静に毎日を過ごしなさい」と見放されても、決して泣き寝入りすることなく、東洋医学を勉強した。
バンドマンをあきらめることは断じてしなかった清志郎。後年、50歳で始めた本格的なロードバイク(自転車)も、ステージにおける動きのキレやスタミナを強化する目的ということは想像にかたくない。
「新しい衣装を作るとき、採寸があります。私がオーダーメードの衣装作りに携わった04年以降、見事にサイズは変わらなかった。それより前に作ったスーツも着用してましたし。あのスリムなスタイルをずっと維持している。お腹が出ちゃったオジさん体形の清志郎なんて、ロックスターのイメージじゃない。本人の自尊心がまず許さないでしょう」
何かに熱中し「凝る」のにも清志郎独自の線引きがあるのだろうか。
「ひらめきが一番なのでは。考え過ぎてグズグズ何かを待ってるタイプではないですね。深く研究したり、こだわりも強い。例えば自転車はフルオーダーのカーボンフレームに世界最高峰のパーツ。清志郎さんのオーダーは製作者冥利につきるでしょうね」